初めてのサークル参加記録/思い立ってから15年かかった一次創作
やってみたいと思いながらずっと本を完成させられなかった人間が、いかにして15年越しにクリアしたかという話です。
1)なぜオリジナル小説が書けなかったか/今回書けたのか
①オリキャラを作りきれていなかった
そもそもストーリーのある文章を初めて書いたのは2007年、年初ぐらい?
二次創作はできる(すべてWebのみ平均6000文字、最高2万文字)がオリジナルが最後まで書ききれなかった。
違いは何か。それはキャラクターの人生が用意されているか否か。自力で人物像を明確なイメージで作り出せていなかった。
ストーリー展開さえあればと無意識下で長らくそう思っていた気がする。
②難しい設定にし過ぎていた
死後の世界や宇宙人など特殊な舞台設定の話を書きたがったが、設定を扱いきれずに頓挫していた。いつかこれはリベンジしたいが、これも何が書きたいというよりただその作り話の設定を文字に起こしたかっただけで、ストーリーが薄かったのだと思う。
③プロットを作らずいきなり書き始めていた
そうじゃないと飽きて書き続けることができなかったから、、、
◆今回の解決法
21年秋に、コロナ禍という特殊な状況に身を置いている最中にいまの状況を物語として記録したいと思い短編を書き、22年秋にそれを第一話として続きを書いた。
昔よりいくらか経験をして、書きたいことがやっと見えてきた。
・コロナ禍の話を書こう(ただ今読み返すと途中から配慮が足りないものになってしまった)
・辛い気持ち、ドキドキするシーンを丁寧に言語化して読者の心に直接触れるものを書きたい
軸を作ることによってちゃんとプロットを書けるようになったし、それによりキャラクター像もよりしっかりしたものになっていった。
また、年を重ねて引き出しが増えたお陰でプロットの隙間埋めも苦ではなくなった。経験してみて、もう今後はプロットを作らずに書くようなことはしないと思う。プロット大事。やっとこう思えた。
2)連続して書き続けることが出来なかった。
文章を書くのは好きだが、疲れやその他の誘惑に負けやすい性格。気づいたらそもそもやろうと思ったこと自体を忘れてしまう始末。
◆今回の解決法
①他人を巻き込む
創作友達がいないので、「みんチャレ」というアプリを使った。
交流をせず、淡々とやった記録を報告するだけのチームに入った。同じ志を持ってる人が簡単に見つかることと、会話の負担(←会話が負担と思うレベルにコミュ障)がないのでとても良い。継続したいし、今うちのチーム3枠空いてるのでご興味ある方は是非。
これのおかげで継続して執筆ができた。
②作業環境で継続障壁をなくす
執筆は全てスマホでやった。後から簡単にPCに移せるように、PCでもログインできてクラウドにアップできる「idraft」様々。
※ただしPCとの連携には¥480/月かかる
しんどい時は布団に入って横になりながら寝る前の30分とかでも書いて、みんチャレに実施報告。
先が書けない時は推敲する。
デメリットは、PCにうつしてフォント設定すると今まで普通に見えていた文字が重なってしまったりするのを、都度直せず最後に一気に確認しないといけないこと。この方法は見逃しやすい、、
あと、スマホで書いていると特有の変換候補機能による誤字が発生しやすい。
後からチェックする時間を十分に持たないといけない。(反省、、)
寝てたうさぎもとっくにゴールしてなんならもう何周かしてるぐらい遅い。
でもこの人生、本書いたなといえるものにしたいなと思って、本書きたかったのに書かなかったなと思って幕を閉じるのは避けたかった。
やってみた感想としては、反応いただけるのはめちゃめちゃ嬉しい。
でも、「自分」だけに注目するとあれ?夢だったかな?という感覚。
本を発行してイベントに出たり委託したり初めての特別は経験できたけど、文を書くというメインの行動は(完成させられなかった時も全部含めて)割とそんなに自分の中で特別じゃなくなっているから、ある意味普通。
ただ、完成したかしてないかしか違わない。
飽き性で何かに挑戦しても一回でもういいやとなる性格だけど、これはもういいと思ったことがないし、私がやりたいのはやっぱり書くことなんだなと再認識。
やりたいことやれて良かったなぁ。
どんなに遅くとも、一番やりたいことをやろう。
<その他メモ>
表紙作成:Canvaで自作
原稿:idraftで書き、macのpagesで原稿作成
ググると「pagesでの原稿作成方法」出て来ます。先人たちに感謝。
フォント:源暎こぶり明朝
macにインストールしてpagesで使用
印刷所: 有限会社 ねこのしっぽ様
http://www.shippo.co.jp/myaon/
J.GARDENのサイトのオススメから。会場直送頂けるということで選びました。
文字の重なりなど色々指摘していただき、本当に有り難かったです。
委託:株式会社メロンブックス様
会場で声をかけていただいたのでそのままお願いしました。会場引き取りだと送料など無料でした。
はい、では雑記はこの辺で
また執筆に戻ります。